中条ロータリークラブの活動報告
2025-2026年度 第21回例会
2025/12/10
〇ロータリーソング「我等の生業」
〇会長挨拶(小野和英会長)

・12月に入り寒さの厳しい日々が続いています。既に伝えられている通りインフルエンザが大流行し、県の福祉保健部は国が示す警報基準(定点当たり30)を超えているため、県内全域に対してインフルエンザ警報が発令されています。昨シーズンに比べて警報発令の時期は1ヵ月以上も早く、注意喚起が出されていました。感染が広がりやすい傾向にある新たな変異株「サブクレードK」が流行しているようです。会員の皆さまも、手洗いやうがい、マスク着用といった対策を徹底して感染予防に十分ご留意ください。
・また、令和6年1月1日の能登半島地震から間もなく2年になりますが、昨夜は青森県東方沖を震源とする最大震度6強の比較的大きな地震が発生したため、気象庁は「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表しました。これは極めて異例で、私自身も初めて耳にする「後発地震注意情報」ですが、この地域で大きな地震があった際に、確率は低いものの、新たな大規模地震が発生する可能性が比較的高まるとされていますので、地震への備えを再確認して欲しいと思います。自然災害は予期せぬタイミングで発生することを改めて痛感しました。
・新潟県も、昭和39年の粟島南方沖を震源地とする新潟地震では、日本の歴史上最大級の石油コンビナート災害や、液状化によりビルが倒壊するなど大きな被害が生じました。ここ胎内市の近くには地震に影響を持つ可能性の高い断層帯があります。櫛形山脈断層帯と月岡断層帯で、特に月岡断層帯は今後30年以内の地震発生確率はやや高いと評価されています。想定震度は6強程度とされ、想定被害も公表されています。私たちは自然災害を防ぐことはできませんが、被害を減らす備えは誰にでもできます。「自分は被災しないだろう」というような油断は禁物で、危険と思われる未来は“備えること”により変えられると考えられます。建物の耐震化はもちろんですが、液状化は地盤そのものが泥状になるため建物の傾斜や交通網の寸断を招くなど深刻な被害に繋がります。こうした状況を予期して、各家庭での備蓄品やサバイバル用品の準備は不可欠になると思います。私自身も水の備蓄はありますが、預金通帳や重要書類を纏めておくなど、まだまだ不十分な部分があると感じています。寒暖対策や携行しやすい避難用品などを纏めて保管し、いざという時にいつでも持ち出せる状態を整えて頂きたいと思います。
・私の町内では年1回の「防災の日」に中条小学校まで避難訓練を行っており、避難済みを知らせるために家の前に白いタオルを掲げるルールがあります。また、高齢者支援のため折り畳み式リヤカーを備え、歩行困難な人を乗せて避難する体制も整備されました。このような取り組みが地域を超えてもっと広がれば、自主避難所の負担も軽減され、地域全体として防災力の向上に貢献できると思います。昨日の地震を教訓として考えることが大切だと思い、急遽この話題を会長挨拶に取り上げました。災害はいつ起こるか分からないという意識を今一度共有して、各家庭や地域でもできる備えを進めていただければ幸いです。これから年末年始を迎えるにあたり、防災の視点を頭の片隅に置いてください。「天災は忘れた頃にやってくる」とは科学者で随筆家の寺田寅彦による言葉で、被害を忘れることの危険性を訴えました。皆さまの安全のため引き続きご協力をお願いいたします。
〇幹事報告(水澤貴洋幹事)

・第2560地区 ガバナーノミニーデジグネート決定のお知らせ
長谷川寿一さん(新発田城南RC)2028-2029年度ガバナー予定者
・ガバナー月信12月号の案内(会長幹事ラーニング、ガバナー補佐ラーニング…)
・中条プロバスクラブ新年会出席依頼(1月12日 月岡温泉 白玉の湯華鳳)
〇出席報告(小野正義さん)
会員総数49名。出席者37名。無断欠席0名。
・他クラブ出席等(メークアップ)
12月6日 地区諮問委員会、室賀ガバナーエレクト渡米壮行会 山﨑堅輔さん
◎ニコニコBOX(八幡幹男さん)
八幡幹男さん、山﨑堅輔さん、杉田裕一さん
〇ロータリー財団セミナー報告(伊藤正治さん)

・11月29日に開催された地区ロータリー財団補助金管理セミナー(ホテルイタリア軒)に出席しました。セミナーは2026-2027年度ロータリー財団寄付目標と地区補助金事業の運営等でした。
・寄付目標は3つです。年次基金:150$/人150ドル、ベネファクター:1,000ドル×10名、ポリオプラス基金:30$/人が提示されました。
・補助金事業では、補助金申請に必要となるMOU(クラブ認定覚書)について説明があり、役員の責務、財務管理、口座管理、報告義務など7項目が示されました。地区紹介の事例に乙中学校の内壁塗装事業が取り上げられました。今後は、今年度、次年度の役員と連携しながら申請スケジュールに沿って確実に手続きを進めます。
・今年度の補助金事業は「未来創造アグリパーク事業」です。日本の食料自給率は先進国の中で圧倒的に低く、近年の気候変動の影響も受け、深刻な状況に陥る可能性も否定できません。食の安定供給の大切さ、生産の難しさを地域の人々と一緒に汗を流し、農園造りの体験を一緒に学び、伝えたいと思う趣旨で計画しました。
活動報告



