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分水ロータリークラブの活動報告

2014-2015年度 3/3週報 ~外部卓話

2015/03/20

 

会長挨拶

 

今日は3月3日、桃の節句です。節句について少しお話しします。「節」は季節の変わり目という意味で、節句は季節の節目に、無病息災・豊作・子孫繁栄などを願い、お供え物をして邪気を祓う行事です。節句には5つあり、1月7日の人日(じんじつ・七草の節句)、3月3日の上巳(じょうし・桃の節句)、5月5日の端午(たんご・菖蒲の節句)、7月7日の七夕(しちせき・たなばたの節句)、9月9日の重陽(ちょうよう・菊の節句)があります。日付を見て気付かれたと思いますが、全て奇数です。それも、1月を除いて月と日が同じ数で、奇数が重なっています。1月だけは1日(元旦)を別格とし、7日の人日(じんじつ)を五節句の中に取り入れたと言われています。江戸幕府は、1年のうちで特に重要な節目として、五節句を式日(しきじつ)に定めていましたが、この制度は明治6年に廃止されています。現在は、季節を楽しむ行事として定着しています。

さて、先日、第73回分水おいらん道中のおいらん役が決まりました。その様子が動画サイトにアップロードされていますので、貴会があればご覧ください。

 

 

 

 

外部卓話

 

サントリー酒類株式会社 藤井様、小山様に来ていただきました!

 

 ウイスキーは、伊藤博文の時代にスコッチなどが輸入されていたと言われていますが、当時は日本人の口には合わなかったようです。

 サントリー創業者の鳥井信治郎は「日本人の味覚に合うウイスキーを作りたい」と、京都の山崎というところに工場を造りました。そこで出てくるのが、今、朝ドラで話題の「マッサン」です。ニッカウヰスキーの竹鶴政孝さん。山崎工場を造る上で、スコットランドでウイスキー製造の経験がある竹鶴さんを招聘しました。その後、竹鶴さんは40歳で寿屋を退社し、ニッカウヰスキーを作りますが、元々この2人は、ウイスキーづくりに対する考え方が違ったようで、それが今のサントリーとニッカウヰスキーとなります。

 国産第1号となるウイスキーは「白札」というものですが、販売当初は焦げ臭いような感じが受け入れられず、なかなか売れませんでした。ただ、ウイスキーの特徴として、年を重ねると熟成され、良い風味になります。「白札」でいうと「スモーキーさ」です。それが熟成されたものが1937年に発売された「角瓶」です。

続いて、製造工程について。ビール・焼酎とウイスキーの違いは、「蒸溜」と「熟成」をするかです。ウヰスキーは蒸溜を2度行い、熟成に8~10年、それ以上かけるため、他より少し値が張ります。蒸溜した時、無色透明で樽満杯に入っていたウイスキーが、1年で2~3%蒸発し、10年以上熟成させると半分以下になります。20年もののウイスキーが2万円、3万円するのは、そういう理由があります。

サントリーウイスキーの生産拠点は4ヶ所。その1つである山崎蒸留所は、天王山といって豊臣秀吉が活躍した場所で、千利休がお茶を点てたことで水がキレイなところとして有名です。冬になると、霧が立ち込める湿潤な環境で、こういった環境ではウイスキーもゆっくり醸造ができます。

 白州蒸留所は、標高700mにあり、山崎蒸留所とは異なるタイプのモルト原酒を作るために竣工されました。白州も名水の里と言われ、南アルプスの天然水が有名です。そういった名水の里に蒸留所を造ることによって、こだわりを持った多彩な原酒づくりができるのです。原酒づくりでは、山崎でも白州でも木桶を使っていますが、温度管理が難しい分、それによって色んなものができるのです。樽の種類も4酒類あり、ウイスキーのタイプによって作り分けをしています。ミズナラ樽といって、東北や北海道にしかないミズナラの木を使ったサントリー独自の樽もあります。作り分けをすることによって、何種類もの香りや味わいのあるウイスキーを作ることができます。

世界のウイスキー市場は、今では売り上げ12憶1千万ケースとなっています。日本でウイスキーが流行った頃、世界でのウイスキー市場は1200万ケースほどでした。今では考えられない数字ですね。今、世界のほとんどがブレンデッドウイスキーです。シングルモルトウイスキーのほうは全体の約7%ですが、その中で世界のトップ9位にサントリーの「山崎」が入っています。サントリーのウイスキーも他に引けを取らないものになっているということですね。

ウイスキーは、低カロリーで糖質も、ビールには多いプリン体もほとんどありません。また、長期にわたる熟成により、ポリフェノールが含まれ、抗酸化作用があり、香りには森林浴効果によるリラックス作用があります。そして、メラニン色素を抑制する成分もあるため、私も色白(笑)

皆さんはそれぞれ、ウイスキーの楽しみ方があると思います。ウイスキーは度数が高い分、色んな割り方があるので、少しご紹介します。

・ハーフロック  水 1 : 1 ウイスキー

・ハイボール   水 4 : 1 ウイスキー

・トワイスアップ 水 1 : 1 ウイスキー

→ トワイスアップの場合、水は常温の水。⇒香りが良く分かる飲み方

・ミスト … 氷を細かく砕いて入れ、段々と氷が融けてきて薄まり、色んな味を楽しめる飲み方。

個人個人で、好きな飲み方があるかと思いますが、これからもウイスキーを楽しんで飲んで頂ければと思います。

 

 

 

~ウイスキーも飲み方がたくさんあり、歴史のあるお酒なのですね☆~

 

 

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