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職業奉仕委員会

委員長 小柳 陽一(新津RC)

小柳 陽一(新津RC)

ポール・ハリスは、荒廃したシカゴの街で、友人3人に、「お互いに信頼できる公正な取引をし、仕事上の付き合いがそのまま親友関係になるまで発展するような仲間を増やしたい」と提唱してロータリー・クラブは誕生しました。まさにロータリーの原点は、親睦、職業奉仕にあるといえるのではないでしょうか。

これを表すものとして渡辺好政RI理事は、ロータリーを1本の樹に例え、ロータリーの樹に水と栄養を送る「根」は「クラブ奉仕(親睦)」、「幹」は「職業奉仕」であり、そこから伸びる「枝」が「社会奉仕」、「国際奉仕」、「青少年奉仕」、「ロータリー財団」である。即ちロータリーの「根幹」は、親睦と職業奉仕にあると説明され、この「ロータリーの樹」は2013年のRI規定審議会で採択されました。

ロータリーの奉仕は、I serve(私は奉仕する)といわれますが、これは、「会員一人ひとりが自らの職業を通じて社会に貢献する奉仕」と解釈されています。また、「ロータリーの目的」では、4項目中の2項目(第2と第3)で職業(事業)について掲げられており、「四つのテスト」は、職業奉仕プログラムの構成要素として採用され、ロータリーの行動規範とされております。「職業奉仕は他の奉仕団体にはないロータリーの金看板」(ロータリー入門書:前原勝樹他著)とさえいわれております。

かようにロータリーでは、職業奉仕は重要な位置づけと捉えられておりますが、一方、これらは、皆、ロータリアンの行動規範、理念、職業倫理に委ねるものであり、他の奉仕部門であるクラブ奉仕(会員増強)、社会奉仕、国際奉仕、青少年奉仕、ロータリー財団のような「目に見える具体的な奉仕活動は?目標数値は?」と問われると、「?」となります。実際、私もMy Rotaryのラーニングセンターの「奉仕活動のコース」から職業奉仕活動の資料を探そうと思いましたが、そもそも職業奉仕分野に関する内容のものは提供されておりませんでした。「職業奉仕は分かりにくい」といわれる所以です。

しかしながら、職業を通じての奉仕活動は、ロータリーだけです。他の奉仕活動のように会員に寄付を集い、これを奉仕活動に生かしていく、或いは、海岸や公園清掃のように集団で参加をして成果を上げるようなWe serve(我々は皆で奉仕する)の考え方に対して、I serveの職業奉仕は、ロータリー独自の奉仕活動です。これを踏まえ、当委員会では、会員の皆様に職業奉仕についての啓蒙活動を勧めていきたいと考えております。会員の皆様のご理解・ご協力をお願いいたします。

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